こんにちわ。暦の上では秋ですが、まだまだ残暑が厳しいですね。

9月1日は防災の日でした。

防災の日を前に、防災食や備蓄品、耐震グッズなど、防災特集コーナーを設けるスーパーや雑貨店を多く見かけるようになりました。

みなさんは、学校や会社で避難訓練、防災備蓄品のチェックなど、災害に少しでも向き合う時間はとれましたでしょうか？

今回は自宅に備えておくと安心な、災害時に便利なアイテムをご紹介します！

頭に乗せて3秒で装着！でるキャップ！

避難用に備蓄しておきたいグッズとして準備をしておきたいのはやっぱりヘルメット！

災害発生時は、避難中に上からどんな物が落ちてくるか、あるいは倒壊するかわかりません。

やはり家族分のヘルメットは備えておきたい必需品です。

しかし、ヘルメットはどうしてもかさばる…！

大きいし、重たいし、しまっておくには場所をとる…。

色々なことを考えて買うものを吟味するのはとても難しいと思います。

私自身も購入しやすいものから備えを始めましたが、ヘルメットはどうしてもコレ！

というものがなく、中々購入出来ずにいました…。

そこで出会ったのが「でるキャップ」です！

一見、平べったい板状のものですが、頭に押し付けて、両端を下に引っ張ると…

切り込みが上にせり上がり、あっという間に防災キャップの完成です！

あとはあごひもをパチンと止めればセット完了！

頭にのせてからわずか3秒！短時間で頭部を保護できるのはとても安心です。

写真のとおり、普段は薄い状態で保管出来るので、格納場所にも困りません！

また、「でるキャップfor kids」というお子さん向けの商品も発売されているのが嬉しいですね♪

でるキャップ誕生のきっかけ

このでるキャップという商品は株式会社タイカのウェルネス事業本部で開発されました。

ウェルネス事業本部は、オリジナルの介護・福祉用品を展開している部署です。

介護福祉業界で携わっている中、施設の職員さんなど関係者の方から、

「高齢者や障害を持った人が簡単かつ安全に扱える防災用品がほしい。」

という声があったそうです。

災害備蓄品、避難グッズなど、昨今多くの防災商品が販売されていますが、よく考えてみたら健常者向けの商品ばかりでした。

介護福祉施設に直接足を運び、現場の声に耳を傾け、施設の利用者さん、ヘルパーさんが使いやすいよう改良を重ねました。

結果、使いやすく、使う方の身体に負担も少ない軽量化された商品が誕生しました。

現在でるキャップシリーズのほかにも、災害備蓄用高機能的マットレス「アルファプラＲ」など様々な防災商品を展開しています。

一つ一つの商品が、どんな人でも苦労なく快適かつ安全に使えるよう、それぞれ配慮・工夫されています。

個人的な印象になりますが、今回株式会社タイカさんへの取材を通して、災害弱者と呼ばれる方々との向き合い方を改めて考えさせられました。

自分の視点だけでは気かづかない事も、様々な業界の現場から話を聞くことで開けてくる視界もあるのだと感じました。

また、冒頭の話に戻りますが毎年9月1日は防災の日です。

現在はコロナ禍にあり、日々の感染対策と生活することで精一杯の方が多いと思います。

しかし、日本は災害大国です。今年の水害もそうですが、災害はつねに身近にあります。

少しだけ災害に向き合って、数分だけでも家族と避難場所について話をしたり、備蓄品の確認をして、命を守る為の備えをしてもらえたら嬉しいです。

取材協力：株式会社タイカ　ウェルネス用品部　渡邉様・甲斐様

株式会社百年防災社（葛飾区亀有）

百年防災社は、「みんなで、生き延びるんだ。」という理念をもとに、2020年春に防災スタートアップとして設立。地域の人々と地区防災計画や避難所運営マニュアルを作成。また、大学生と協働し、地域で防災活動を推進する人材育成を行う。防災動画コンテンツのナレーション、制作/発信、シンポジウムの司会進行など、日本全国に「防災」の大切さを広めることをミッションとしている。

■本件に関するお問合せ先
株式会社百年防災社
担当：葛西
メールアドレス：info@100bou.jp