一昔前に比べ、飼い主さんのトレーニングへの意識は向上しつつあります。
ですが、犬先進国と言われる欧米と比べると、残念ながらかなり遅れていると思います。
私もフランス・オランダ・ベルギーと旅をして来ましたが、日本との犬文化の違いに衝撃を受けました!
今回は、日本と欧米との犬文化の違いをいくつかご紹介します♪
『電車やバスやトラム(路面電車)もペット同伴可』
ベルギーの空港に着いてホテルまで電車で移動した時に、電車のドアが開くと・・・
そこには大型犬のジャーマンシェパードを連れた女性が!!
日本では考えられない光景に十数年経った今でも、その女性と犬のシルエットを覚えています。
他にもフランスの地下鉄の駅では、ロットワイラーが警備犬として改札口に立っていたりします。
聞いた話ですが、ドイツでは切符の券売機に大人・子供・犬!のボタンもあるらしいです♪
『ほとんどのレストランが犬同伴可』
旅の中で様々なカフェやレストランで食事をしましたが、ごく普通のカフェに当たり前のように看板犬がいてお出迎えしてくれたり、レストランでも食事を楽しむ飼い主のテーブルの下に、当然のように飼い犬がおとなしく寝転んでいました。
稀にペット不可のお店もあるようですが、汚い!などの理由ではなく、動物アレルギーの方への配慮が理由とのことです。
『ペット可と表記された物件が無い』
フランス在住の姉から聞いた情報ですが、ヨーロッパではペット不可の住宅物件は無いようです!!なのでもちろんペット可の表記も存在しません。
その後色々と調べたところ、『犬・猫と暮らすのは市民の当然の権利』であるという考えが、ヨーロッパに限らずほとんどの欧米諸国にはあるそうです♪
土足か靴を脱ぐかの住宅事情の違いもあるでしょうけれど、なんと羨ましい!
日本のペット可物件で、外に犬の脚を洗う場所が設置されているのも目にします。
これは日本独自の方法で面白いところでもあります。
『ノーリードでの散歩が多い』
公園外ではリードを付けたり付けなかったりですが、公園内ではほとんどの犬がノーリードでお散歩をしています。
もちろん「公園内ではリードを付けて下さい!」などのアナウンス もありません。
ノーリードで歩くのは、それなりのトレーニングが出来ていないと難しいことですが、ノーリードで歩けるくらいまでトレーニングが出来ていると、犬との遊びにも幅が持てますし、安心して遊ばせることが出来ます。※放なしても安全で問題のない所に限る。
私がアメリカを訪れた際に目にした物で、公園内の所々に郵便ポストの様な物が設置してあり、しばらく見ていると、犬を連れた人がそこから「うんち袋」を取っていました!
今では綺麗になったようですが、犬文化の違いに衝撃を受けたフランスを訪れた際にもう一つ衝撃だったのが、一日街中を歩き回ると犬の糞を踏まずには歩けないくらいでした。
そこだけは日本の方が良いです。
「愛犬の糞は持ち帰って下さい」とアナウンスしている公園も多いですが、うんち袋ポストを設置してしまうのも良い考えだと思いますので、公園関係者の方是非ご一考下さい♪
このように様々な文化の違いがありますが、おそらく犬先進国の飼い主さん達は、犬に寛容な状況の中、他人に迷惑にならないよう、トレーニングに対し高い意識を持ち愛犬に接しているのだと思いま す。
最近、ドッグカフェやテラス席犬OKのお店も増えて来ています♪
愛犬とお散歩がてら食事やお茶が出来るって凄く楽しいですよね!
そんなかけがえのない時間を過ごす為にも、『噛み癖・吠え癖・マ ーキングなどなど』のトレーニングは必要になります。
次回はトレーニングに対する意識を、もう少し深掘りしていきますのでお楽しみに!!